「さくらのVPS」と「さくらのVPS for Windows Server」のローカル接続手順

概要

このチュートリアルでは、「さくらのVPS」と「さくらのVPS for Windows Server」をローカルで接続する方法をご案内します。
異なるサービスを接続するため「さくらのクラウド」の「ブリッジ接続」を用います。
VPS側のスイッチ作成に追加料金は発生しませんが、さくらのクラウドの「ブリッジ接続」は別途有料のサービスとなります。

前提条件・事前確認

・接続できる「さくらのVPS」はV3以降(2012年3月29日以降のプランにて申し込まれたサーバ)です。

・接続するにはさくらのクラウドで提供中のオプションサービス「ブリッジ接続」が必要です。

・さくらのクラウドアカウントをお持ちでない場合、こちらから新規登録の手続きを行ってください。

さくらのクラウドに新規登録してみよう(2018年2月版) – 「楽しいさくらのクラウド」(20)

事前準備

スイッチの作成

「さくらのVPS」、及び「さくらのVPS for Windows Server」のご利用環境においてスイッチが未作成の場合は、以下のマニュアルをご参考いただき作成ください。

[さくらのサポート情報] VPS スイッチの作成と削除

サーバとスイッチの接続

作成したスイッチへサーバを接続します。この時点ではネットワーク設定が済んでいないため、ローカル間のネットワーク疎通はありません。
接続については以下のマニュアルをご利用ください。

[さくらのサポート情報] VPS ローカルネットワーク接続

さくらのクラウド ブリッジ接続の設定

ブリッジの作成

ここでは先に作成した異なる環境のスイッチを接続するためにブリッジを作成します。
「さくらのクラウド」コンパネの操作になります。

(1)「さくらのクラウド」のログイン画面からさくらのクラウドユーザとしてログインします。

(2)[さくらのクラウド(IaaS)]のアイコンをクリックします。

(3)ブリッジを作成するゾーンを選択します。(「東京第1ゾーン/石狩第2ゾーン」からお客様の任意のゾーンをご選択ください)

(4)[ネットワーク]から[ブリッジ]をクリックします。

(5)[+追加]をクリックします。

(6)「名前」と「説明」を入力(どちらも任意)して、下部の[+作成]をクリックします。

(7)確認画面が表示されますので[作成]をクリックします。

(8)ステータスが「成功」になれば、ブリッジの作成は完了です。[閉じる]をクリックして作成作業を終了します。

ブリッジにスイッチを接続する

(1)ブリッジを作成したゾーンを選択します。

(2)[ネットワーク]から[ブリッジ]をクリックします。

(3)スイッチを接続するブリッジを選択し、[詳細]をクリックします。

(4)[VPSスイッチ]をクリックします。

(5)[+接続]をクリックします。

(6)事前準備で作成したVPS側のスイッチを[-▼]から選択して、右下の[接続]をクリックします。

(7)ステータスが[成功]になれば接続完了です。同様の操作で「さくらのVPS」と「さくらのVPS for Windows Server」 の両スイッチをブリッジに接続してください。

サーバの設定

「さくらのVPS」、及び「さくらのVPS for Windows Server」の設定を行います。コントロールパネルのVNCコンソールやリモートデスクトップ等でサーバにログインします。

ネットワークインターフェースへのローカルIPアドレス設定

VNCコンソール等でサーバにログインし、コマンドによる編集や設定ファイルの編集・新規作成を行います。

 

さくらのVPS の場合

  • 【設定例】ネットワークインターフェース(eth1/ens4)にローカルIPアドレス「192.168.1.1」とネットマスク「255.255.255.0」を設定する。
[CentOS 6]

設定ファイルを編集(または新規作成)する
$ vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth1

DEVICE="eth1"
IPADDR="192.168.1.1"
NETMASK="255.255.255.0"
ONBOOT="yes"
TYPE="Ethernet"

設定を反映させる
$ ifup eth1

反映後の確認方法
$ ifconfig eth1

eth1 Link encap:Ethernet HWaddr XX:XX:XX:XX:XX:XX
     inet addr:192.168.1.1 Bcast:192.168.1.255 Mask:255.255.255.0
[CentOS 7]

NICの確認
$ nmcli device show eth1

GENERAL.DEVICE: eth1
GENERAL.TYPE: ethernet
GENERAL.HWADDR: XX:XX:XX:XX:XX:XX
GENERAL.MTU: 1500
GENERAL.STATE: 30 (disconnected) ←デバイスが切断された状態
GENERAL.CONNECTION: --
GENERAL.CON-PATH: --
WIRED-PROPERTIES.CARRIER: on

NICを接続する
$ nmcli connection add type ethernet ifname eth1 con-name eth1

NICにローカルIPアドレスを追加する
$ nmcli connection modify eth1 ipv4.method manual ipv4.addresses "192.168.1.1/24" ipv6.method "ignore"

追加後の確認方法
$ nmcli device show eth1

GENERAL.DEVICE: eth1
GENERAL.TYPE: ethernet
GENERAL.HWADDR: XX:XX:XX:XX:XX:XX
GENERAL.MTU: 1500
GENERAL.STATE: 100 (connected) ←デバイスが接続された状態
GENERAL.CONNECTION: eth1
GENERAL.CON-PATH: /org/freedesktop/NetworkManager/ActiveConnection/XX
WIRED-PROPERTIES.CARRIER: on
IP4.ADDRESS[1]: 192.168.1.1/24 ←ローカルIPアドレスが設定されている
IP4.GATEWAY: --
IP6.GATEWAY: --
[Ubuntu 16.04]

NICに割り当てられたインターフェース名称を確認する
$ ip address show

1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN group default qlen 1
 link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00
 inet 127.0.0.1/8 scope host lo
 valid_lft forever preferred_lft forever
2: ens3: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UP group default qlen 1000
 link/ether 9c:a3:ba:01:ad:c4 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
 inet XXX.XXX.XXX.XXX/23 brd 160.16.51.255 scope global ens3
 valid_lft forever preferred_lft forever
3: ens4: <BROADCAST,MULTICAST> mtu 1500 qdisc noop state DOWN group default qlen 1000
 link/ether 9c:a3:ba:03:34:64 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
4: ens5: <BROADCAST,MULTICAST> mtu 1500 qdisc noop state DOWN group default qlen 1000
 link/ether 9c:a3:ba:04:bb:04 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff

設定ファイルを編集する
$ sudo vi /etc/network/interfaces

auto ens4
iface ens4 inet static
        address 192.168.1.1
        netmask 255.255.255.0

設定を反映させる
$ sudo ifup ens4

反映後の確認方法
$ ip address show

1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN group default qlen 1
 link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00
 inet 127.0.0.1/8 scope host lo
 valid_lft forever preferred_lft forever
2: ens3: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UP group default qlen 1000
 link/ether 9c:a3:ba:01:ad:c4 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
 inet XXX.XXX.XXX.XXX/23 brd 160.16.51.255 scope global ens3
 valid_lft forever preferred_lft forever
3: ens4: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UP group default qlen 1000
 link/ether 9c:a3:ba:03:34:64 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
 inet 192.168.1.1/24 brd 192.168.1.255 scope global ens4
 valid_lft forever preferred_lft forever
4: ens5: <BROADCAST,MULTICAST> mtu 1500 qdisc noop state DOWN group default qlen 1000
 link/ether 9c:a3:ba:04:bb:04 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff

 さくらのVPS for Windows Server の場合

  • 【設定例】ネットワーク接続の「Local」にローカルIPアドレス「192.168.1.2」とネットマスク「255.255.255.0」を設定する。

(1)[サーバー マネージャー]を起動します。

Windows Server 2012R2 Standard Edition では[サーバー マネージャー]をクリックして起動します。

Windows Server 2016 Datacenter Edition では[スタートボタン]をクリックします。

次に[サーバー マネージャー]をクリックして起動します。

(2)[ローカル サーバー]をクリックします。

(3)「Local」のリンクをクリックします。

(4)[Local]を右クリックして[プロパティ]をクリックします。

(5)[プロパティ]をクリックします。

(6)[インターネット プロトコル バージョン4(TCP/IPv4)]を選択して、[プロパティ]をクリックします。

(7)[次のIPアドレスを使う(S)]を選択し、「IPアドレス」と「サブネット マスク」を入力する。入力後に[OK]をクリックします。

(8)[閉じる]をクリックして「Localのプロパティ」を閉じます。

(9)入力したIPアドレスが「サーバー マネージャー」の「ローカル サーバー」にある「Local」に表示されていれば設定は完了です。

ローカル接続間の疎通確認

「さくらのVPS for Windows Server」にて「さくらのVPS」に設定したローカルIPアドレス「192.168.1.1」へ ping コマンドで疎通確認を行います。

以上で「さくらのVPS」と「さくらのVPS for Windows Server」のローカル接続設定は完了です。

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