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さくらのVPS(仮想専用サーバー)の最新情報、技術情報

さくらのVPS

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さくらのVPS ディスク拡張手順 (標準OS Ubuntu16.04)

概要

さくらのVPS では、v4 バージョンの仮想サーバでスケールアップ機能をご利用可能です。
スケールアップ機能を使えば、メモリおよびCPUは自動でスケールアップします。しかし、増量した仮想ディスク容量をOSに認識させるためには、お客様ご自身での作業が必要です。

この手順書は、仮想サーバ上で仮想ディスクを拡張する手順を説明します。

  • ・本手順書はさくらのVPS v4 バージョンの仮想サーバのみ対応です。
    ・本手順書は標準OSの Ubuntu16.04 のみ対応です。
    ・初期提供時の仮想ディスクパーティション構成を変更している場合、
       本手順書は対応しませんのでご注意ください。
    ・ディスクの拡張作業を実施するには、root権限が必要です。
    ・本手順を実施するにあたって、仮想サーバは1回以上の再起動が必要です。

本手順書で想定している仮想サーバのスペックは以下の通りです。実際のスペックは、お客様の実環境に合わせてお読み替えください。

プラン 仮想CPU 仮想メモリ容量 仮想ディスク容量
スケールアップ前 SSD 1G 2CPU 1024MB 30GiB
スケールアップ後 SSD 4G 4CPU 4096MB 100GiB

 

スケールアップを実施する

さくらのVPSのスケールアップは、VPS コントロールパネルから行います。
手順の詳細については、こちらのマニュアル をご覧ください。
なお、スケールアップを実施する前に、念のために重要なデータのバックアップをとりましょう。

ディスク拡張の準備作業

サーバを起動、ログイン

スケールアップ完了後、VPSコントロールパネルの「起動」ボタンを押して、仮想サーバを起動します。

起動確認
起動確認

コントロールパネル上にある「コンソール」→「VNCコンソール(HTML5)」を使い、サーバが正常に起動できたのを確認します。

VNCコンソールまたはSSH経由で、仮想サーバへ ubuntu ユーザでログインします。

必要なパッケージをインストール

ディスクの状態の確認および拡張には、gdisk という名前のパッケージが必要です。
もしインストールされていなければ、あらかじめインストールしておきます。

 

ディスクを拡張する

ディスクの状態を確認

現在のディスクの状況を確認します。

gdisk コマンドの結果から /dev/vda のサイズは 100GB に拡張されたのが分かります。しかし、OS 側からの認識状況を確認しますと、3つのパーティションとして認識している容量の合計は 30GB です。
また、lsblk コマンドの結果から、標準OSでインストールしたパーティション 「tqvda1」「tqvda2」「mqvda3」 の3つが確認できます。

パーティションをソートする

先ほどの gdisk コマンドの実行結果を見ますと、Total free space (合計空き容量)が正しく認識されていないことが分かります。「2014 sectors (1007.0 KiB)」の表示、つまり空き容量が 1MB 程度ですが、本来は70GB あります。
これを整理(ソート)して正しい情報にするには、以下のコマンドを実行します。

実行後、もう一度 gdisk コマンドでディスクの状況を確認します。

今度は Total free space が増えたのが分かります。「146802654 sectors (70.0 GiB)」と表示されており、正常に空き容量を認識しました。

新しいパーティションを作成する

スケールアップにより増えたディスク容量を OS 認識ができましたので、gdisk コマンドで新しいディスクパーティションを作ります。

ファイルシステムを作る

新規作成したパーティションを利用するには、フォーマットして、マウントする必要があります。以降の例ではファイルシステムを ext4 形式でフォーマットし、 /data にマウントする手順を説明します。
まず、新しいディスクパーティションがOS上にデバイスとして認識されているか確認します。

新しく作成した vda4 がデバイスとして認識されていない場合は、一度OSを再起動しましょう。

再起動が困難な場合は、以下のコマンドで強制的に認識させることも可能です。

vda4 がOSに認識されたら、 mkfs.ext4 コマンドでフォーマットを実行します。

なお、この状態では作成したファイルシステムでは23カ月または180日たつと、自動的にファイルシステムのチェックが実行されます。
この間隔は tune2fs コマンドで調整できます。次の例はチェックを行わない指定です。

新しいディスクをマウントする

初期化した領域をディスクとして使うには、まずマウントポイントを作成します。
マウントポイントを作成したら、 /dev/vda4 を /data にマウントします。

それから、マウントが完了したかどうかを確認します。

70Gのサイズで /data にマウントされていることが確認できます。
最後にOSを再起動してもマウントできるように、 /etc/fstab に設定を追加します。

サーバの再起動

拡張したディスクが正しく動作するか確認するために、仮想サーバを再起動します。

サーバを再起動した後に、 df コマンドなどで作成した領域がマウントされていることを確認できれば、作業完了です。

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